私たちにはまだ早かった…残念ポイント紹介【ニセコ坐忘林】マタニティ旅行!カメムシ襲来
今回はニセコ坐忘林のレビューです。
元コンサドーレ(現V・ファーレン長崎)の都倉選手と、奥様の村上萌さんがお子さんと行っていたのをインスタで見てから気になっていました。
他の投稿を見てみると知名度の高い方が沢山訪れており、料金も高いので躊躇していたのですが、満喫できる今のうちに行っておこうという事になりました。
ニセコにはゴルフ場もあるので、ゴルフ合宿にもおすすめです。
【ニセコ坐忘林】の率直な感想は、
私たちにはまだ早かったかな
でした...。
素晴らしい宿であることは間違いないのですが、私たちの趣向や状況など、なぜそう思ってしまったかを紹介していきたいと思います。
①お食事が大人向け
食事は個室に移動していただきます。
全体的に、素材を最大限に生かした味付けです。
公式ホームページにはこのように紹介されています。
伝統的な和食の技法を大切にしながらも、独自の発想と感性でご提供する、坐忘林の北懐石。地元の作り手と真摯に向き合い厳選した食材を使用し、通常の懐石料理の型にはまらない地域性の高い料理を目指しました。力強い北の大地と海の恵みに感謝し、それぞれの素材の持ち味を引き出す丁寧な仕事を施します。造り手の魂がこもった器の上に、想像力と遊び心を持って盛りつけられた滋味あふれるお料理を通して、北海道の季節の移ろいを感じていただければ幸いです。
チェックアウトの待ち時間に女性の支配人の方からお話し頂いたのですが、北海道の、更には宿近郊の食材にこだわり、近くで採れる山菜などの野菜を中心に、この地を味わってもらいたいというこだわりがあるそうです。
宿の設計も、なるべく手をかけずその地を生かすように考えられたそうです。
お豆腐や山菜、根菜、きのこなど、体に優しいメニューが多い印象です。
私達夫婦は、刺身!ステーキ!天ぷら!など、これぞ贅沢!といったメニューが好みなので、このような体に優しい、野菜が主役、カロリー低めなお料理は物足りなく感じてしまったのでした。
しかしながら、このような食材を贅沢に、この宿にふさわしい料理に変身させることが大変難しいことなのだと思います。
どれも盛り付けが洗練されていて、お皿が目の前に運ばれて来る度に感動しました。
また、お肉をよく焼いて頂いたり、カフェインレスにしていただいたりと、妊婦対応もしていただけました。
②お風呂の形
今回私達は「YUKIWABISHI」というお部屋に宿泊しました。
坐忘林は全15室あるそうですが、デザインは全ての部屋で異なるそうです。
泊まる前は、他の方達のブログなどを見ながら、石のお風呂だったらいいなーと思っていたのですが、ラッキーなことにこちらのお部屋は石釜のお風呂でした。(選べません)
ただこのお風呂、中がボウルのようになっていて、素材もツルツルなので、滑ります汗
見た目は高級感もあってとっても素敵なのですが、温度も高く、自分では調節ができないのでゆっくり温泉を満喫することはできませんでした...。
内風呂の温度は低めでした。
③カメムシがあああ
季節は10月、秋の終わりでした。
チェックインした当初は全く見られなかったカメムシさんが、夕方ころ、明かりが灯り出した頃には廊下の壁、廊下の窓に大量に現れ始めました。館内を散策していた私達、うわあぁ...と思いながら部屋に戻ると、部屋にもカメムシさんが。虫が苦手なのでサービスさんに電話して助けてもらいましたが、寝るまでにトータル3回来てもらいました...。
自然との共存を掲げている宿なのでしょうがないのですが(これもこの地の大自然を体で味わう醍醐味でもある)、あのブンブン音が寝るにも気になって安らげませんでした。
チェックアウトが重なったシニアのご夫婦も、支配人さんに「何回もカメムシ退治に呼んでしまってごめんなさいね」とおっしゃっていたのでこの時期はどこの部屋でもそうなのかもしれません。
大変だったのがまさかのチェックアウト後。
外にはまだ大量のカメムシが。。記念撮影もしてもらいましたが気持ちは上の空。
車をみると、そこらじゅうにへばりついていらっしゃるのです。。。
うちは白い車なので尚更らしく、いくら車を走らせても飛んでいかない。むしろ飛ばないようにがっちりしがみついて来ます。
倶知安の街中まで山を降りて、洗車場へ。夫が半分白目になりながら洗い流してくれました。
が、近くのドラッグストアの駐車場で様子を確認するとまだうじゃうじゃと車の隙間から出てくるではありませんか。
洗車の時も流されるまいと必死に隙間にしがみついていたのでしょう...
諦めて高速を急いで一走り、下道に降りて信号待ち中、、サイドミラーからこんにちわ〜っと現れて数匹飛んで行きました。あんな山中からこんな街中に連れ出されてカメムシさんも困るだろうに。改めて自然と人間の共存は難しいと感じました。笑
夫曰く、2日後までお見かけしたそうです。
しばらく思い出の写真を見るのもトラウマに。笑
カメムシの季節は車にカバー掛けてくれたりしたらいいのにな。
その他ちょっとした残念ポイント
・道が狭い
...山奥にあるので道がとても狭いです。
・何もない
...何もしないことが贅沢の宿です。
・お食事処からの景色も自然ありのまま
...池に舞う虫の大群。
・平家なので部屋が遠い
...館内は暖かく快適ですが汗かきました。
・アメニティがいまいち
...自然由来のアメニティならではなのか、独特の香り。
・中庭は雑草ぼうぼう
...中庭に足湯があるとのことでしたが足湯までの道のりは虫との戦い。
・ルームサービスなし
...軽食や冷たい生ビールなど頼めません。煩悩。
・水が足りない
...頼めばジャグにおかわりを持ってきてくれますが、自販機や売店はないのです。
私たちにとって残念ポイントでも、人格者の方には好感ポイントになる点も多いと思います。
まとめ
季節にも左右されると思いますが、ありのままの自然を愛する美食家の方、欲なく日常を忘れ煩悩を消し去りたい方にはぴったりな宿だと思います。まだまだ欲だらけで未熟な私たちにはまだ早すぎたと言わざるを得ません。
食事メインの私たちには、同価格帯なら「しこつ湖鶴雅別荘 碧の座」が合っていました。
お役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。